1990年代後半のNike Basketballは、まさに黄金時代だった。Foampositeの未来的な輝き、Total Max Uptempoのボリューム感、そして今、再びスポットライトを浴びようとしている一足Gary Paytonのアイコン、Nike Air Zoom Flight The Glove。そのニックネーム「The Glove(ザ・グローブ)」を体現した、ジッパー付きシュラウドが特徴的なこのモデルが、2026年秋にオリジナルカラーで復刻される。

ブラックのネオプレンアッパーをベースに、ホワイトのトゥと大胆なSwooshがコントラストを効かせ、ヒールタブとアウトソールに控えめなUniversity Redのアクセント。スタイルコードはIV6206-010、価格は$170。ジッパーを閉めればレースが隠れ、ミニマルでスリックなシルエットが完成する。このデザインは、当時のNikeデザイナーEric Avar(後にKobe Bryantのシグネチャーラインも手がけた天才)の手によるもの。内部には「Monkey Paw」と呼ばれるTPUケージが足を包み込み、フルレングスのZoom Airクッションとカーボンファイバープレートが軽快なレスポンスを実現。コート上でのパフォーマンスとストリートでの存在感を完璧に融合させた、まさに時代を象徴する一足だ。
このシューズの裏には、もちろんGary Paytonの物語がある。Seattle SuperSonicsで13年間活躍した彼は、相手を“手袋のように”抑え込む鉄壁のディフェンスで「The Glove」の異名を取った。9度のオールスター選出、1996年のディフェンシブ・プレイヤー・オブ・ザ・イヤー、そして2006年のMiami HeatでのNBA優勝。1998年のオールスターゲームでこのシューズを着用し、Michael Jordanらレジェンドたちと渡り合った姿は、今も多くのファンの記憶に残っている。当時、ジッパーシュラウドはあまりに革新的で一部から驚きの声も上がったが、Payton本人がコートで証明したことで一気に人気を博した。
前回の復刻は2013-2014年。以来10年以上待たれたこのカムバックは、Nikeが90年代アーカイブを再評価する流れの一環だ。Zipperトレンドが再燃する今、ストリートでもコートでも主役級の存在感を発揮するだろう。オリジナルに忠実なこの“Black/White”は、コレクターから新世代のスニーカーヘッズまで、誰もが狙う一足になるはず。
2026年秋、SNKRSおよび選ばれたリテイラーでリリース予定。まだ少し先だが、カウントダウンはすでに始まっている。The Gloveが再び足元をロックダウンする日を楽しみに待とう。




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